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もしかして、HIV感染した?11の身体にあわられる病気や症状

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HIVした際に身体に現れる代表的な症状が11あります。

ただし、この症状が出たからと言ってHIV感染とはかぎりません。

他の感染症の場合もあるため、複合的に検査をすることを薦めます。

 

1.帯状疱疹(ヘルペス):
帯状疱疹の発症原因は子どもの頃に水ぼうそう (水痘)に感染し、水痘ウイルスが体内の神経節に長期間潜伏した場合、たとえその後水痘が再発していなくても、免疫力が低下したときに潜伏し続けていたウイルスが再び活性化することです。活発になった水痘ウイルスは、神経を媒介し、皮膚の表面に赤みを帯びた発疹をし、それが水泡状になります。帯状に発疹が現れることから、帯状疱疹と命名されています。
したがって高齢者に多く見られるのは、体力が低下し、免疫力が低下したためといえます。同様にHIV感染者についても体力と免疫力が低下しているため帯状疱疹が短期間に繰り返す場合は早急にHIV感染について検査を行い、速やかに治療を開始してください。HIV感染初期段階がもっとも感染力が強いため、身近な人に感染予防するためにも早急にHIV検査を行ってください。

2.性感染症(梅毒、尖形コンジローマ、淋病、クラミジア、トリコモナスなど):
HIVと感染経路(体液、血液、母子感染)が似通っています。これら性感染症に感染した場合についても必ず医療機関に係り、すみやかに治療を開始することでHIVと共存することができます。

3.カンジダ感染症(口腔内、食道、膣):
カンジタ自体は人体と共生している常在菌といわれているものです。したがって感染源は性交渉だけではなく、、ストレスや睡眠不足などの免疫力の低下や、他の病気の治療のために抗生物質を服用している場合など、腟内の細菌バランスが崩れて発症することもあります。

4.ウイルス性肝炎(A型、B型、C型):
ウイルス性肝炎には慢性と急性があります。慢性は母子感染(出産時に産道においてB型肝炎ウイルスに感染したお母さんの血液が赤ちゃんの体内に入ることにより感染)します。
急性ウイルス性肝炎の大半は肝炎ウイルスによるもので、A型(約40%)、B型(約30%)、C型(約20%)という感染分布になります。肝臓の炎症は侵入したウイルスを体から排除する免疫反応が働くことによって、ウイルスの侵入した肝細胞が破壊され、炎症がおこることが原因になります。
急性B型肝炎ウイルスは血液や体液を介して感染します。したがって、感染経路がHIVと似ていることから、HIV検査が必須となります。

5.伝染性単核球症様症候群:
多く(90%以上)は幼児期の親子接触時に初感染し、発症しても比較的軽症なので自覚症状が起こらないことが多いです。日本では成人の80%が既感染者といわれており、健常者の咽頭粘液には10-20%陽性反応がることで知られています。HIV感染初期の段階で5割以上の感染者に発症が認められることから、発見の契機として近年増加傾向にあります。

6.結核:HIV感染者に生涯発生する確率は10%とされている感染症です。HIV/AIDS感染率の高い南部アフリカ地域では4種類ある結核治療について種別判定後に治療を行う技術がないことから、結核治療に時間を要しています。そのため結核改善後にHIV治療を始めることから、AIDS発症の要因となっています。結核には病歴・既往歴、主訴・症候、ツベルクリン反応、胸部X線、喀痰検査、培養検査という全例スクリーニング検査を実施します。

7.繰り返す細菌性肺炎:
肺炎は様々な細菌やウイルスが、肺に入り込んで起こす炎症です。 症状としては、発熱、咳や痰、息苦しさや胸の痛みなどがあり、放置した場合、死に至ることもあります。 肺炎の原因となる細菌やウイルスは日常生活の場に存在しおり、からだの抵抗力(免疫力)が低下した際、発症します。原因として最も多いのは、「肺炎球菌」です。エイズは細菌感染に高頻度に罹患しやすいため、1年以内に2回以上繰り返す場合にはHIV検査をすることをお勧めします。

8.アメーバ赤痢:
アメーバ赤痢は国外感染ともに増加しており、国内感染では性感染症が多く、男性同性愛者や知的障害者施設における集団感染などが報告されています。最近はCSW(コマーシャルセックスワーカー)にも感染が拡大しており、アメーバ赤痢患者が梅毒、HIV、B型肝炎等の性感染症の合併症を起こしています。そのため、頻繁に援助交際や風俗店を利用する人は注意する必要があります。

9.血液異常:
HIV 感染症・AIDS 診断に血液学的検査が寄与するものは「血球減少」があり、そして医療現場からの報告では「凝固異常」というの2点が目安としてあげられています。
1.血球減少
・貧血:CD4細胞数200以下のHIV感染者の10~25%、AIDS発症者では30~60%で認められています。
・白血球減少:AIDS発症者の50%以上で認められています。
・血小板減少:未治療HIV感染者の30~60%で認められます。
2.凝固異常
・ループスアンチコアグラント(自己抗体)の保有:未治療HIV感染者の20~66%で認められます。
・血栓溶解作用を示す成分であるプロテインSの低下が認められることもあります。
厚生労働省の「抗HIV治療ガイドライン2013」によると数値としては
・白血球減少 38%
・血小板減少 45%
・トランスアミナーゼの上昇 21%
が目安になるとされています。血液検査はあくまで目安であり、HIV検査で感染の有無を確かめます。

10.無菌性髄膜炎:
急性HIV感染者の10%程度に認められる。他のウイルス性疾患と類似し鑑別は困難とされ、ウイルス性が疑われる場合にはHIV感染を鑑別する必要があります。2009年に新型インフルエンザが大流行した時期に、インフルエンザ性髄膜炎と酷似する症状のことから、HIV感染と誤診されるケースもありました。

11.びまん性間質性肺炎
原因不明の間質性肺炎の総称です。喫煙習慣がある人がかかるケースが多く、AIDS発症者ではニューモシスチス肺炎、サイトメガロウイルス肺炎として発症されます。これらのAIDS発症者に対してHIV検査が行われていないことから、肺炎治療用のステロイド投与され、副作用によりHIV感染からAIDS発症にいたるという奨励報告がなされています。


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