Realistic Fantasie

【キャリア】PDCAサイクルを効率よくまわるお手軽ツール~セグメント分析とストーリー生成

Pocket

何のためにPDCAというツールを使い、一時的な改善を習慣化するのか。

習慣化することで何が改善されるのか。
その結果、どのような成果が得られるのか。
逆に代償は何かあるのか。
その成果は代償がありながらも、最終的にはどのようなゴールへとつながるのか。

ゴール達成のストーリーが明確になり、関係者間で共有されていない限り、PDCAはツールとして効率よく回ることはないといえます。システム化と習慣化は意志力よりも威力があり、これらを支えるPDCAサイクルの最適化「ストーリー」を生成する強力な思考ツールを紹介させていただきます。

【1】思考ツール:今を知り、己を知らば、将来危うからず

外部環境と内部環境の分析ツールはSWOT分析を使います。非常に使いやすいツールなのですが、それぞれの戦略を決めるときの方法に具体性がかけ、非常に貧弱なツールです。戦略に落とし込む、すなわち、プランを作成することを支援するツールがセグメント分析です。セグメント分析には市場のレイヤー分析とも言え、顧客レイヤーと商品レイヤーにそれぞれ関連するものから分析を始めます。
顧客分析については、CRMで有名であり、顧客の購買行動を分析し、品揃えを効率よくするというものです。ここでは商品(サービス)セグメント分析というツールを紹介します。
商品はなにで構成されているでしょうか。いろんなパーツで作られ、それぞれのパーツを作るために材料だけではなく人の技術が関わっています。デザイン性、機能性、ターゲット層、技術セグメント、人材育成セグメントというものがあります。実はこの技術セグメントとその技術を支える人材育成セグメントがその商品やサービスを支えるといっても過言ではありません。なぜなら、その技術を他の分野に転用し、再統合したものがイノベーションとなっているからです。とにかく詳細な技術に分割し、その技術の応用分野がどれだけあるかを明らかにすることで、技術転用が可能になります。技術の細分化によって人材の技術力についてSWOT分析というツールが使いこなせるようになります。別の表現をすると、技術の継承や人の補完が可能になるといえます。
ある商品を作りたいときに、何の技術があればそれが可能になるのか、ということが判明するのです。そうすると、どんな人が必要なのかがわかる、ということになるのです。

【2】思考ツール:達成目標とゴールは「イメージ」で共有する

いろんな人の意見を入れ込み将来を作り出す能力は、ブリコラージュともいわれます。昨今注目をされているファシリテーションは人の意見を引き出すことを指しますが、このブリコラージュはあまり重要視されていません。残念ながら、このブリコラージュがなければ、意見をまとめ、誰もが望む将来をストーリ化することはできません。できれば文章よりも、絵として落とし、目に見えるところに常におくことで深層心理に働きかけ実現化させるツールとなります。

PDCAは目的別に様々なツールとともに使うことでサイクルとし、習慣化するというシステムを作り上げるための一種の業務改善ツールです。ツールの特性を知り、組み合わせてゴールを達成してください。


トラックバックURL

https://aiefumi.wp-x.jp/2017/03/31/pdca%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ab%e3%82%92%e5%8a%b9%e7%8e%87%e3%82%88%e3%81%8f%e3%81%be%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%81%8a%e6%89%8b%e8%bb%bd%e3%83%84%e3%83%bc%e3%83%ab%ef%bd%9e%e3%82%bb%e3%82%b0/trackback/


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です