【おとなための音楽】バロック・バイオリンのすすめ~No.3
バロック式ヴァイオリン演奏の特徴1~あなたの健康のために身体に合うフォームの開発がある
バロック・ヴァイオリンでは顎でヴァイオリンを挟みません。
そのため、演奏中に肩と腕を固定しても苦にならない
姿勢をとれるように演奏フォームを指導者と演奏者が協同作業でつくりだします。
バロック時代のヴァイオリニストたちは
ヴァイオリンをどう持って演奏するかどうでもよかったのです。
ヴァイオリンでどのような感情を表現し、感じてもらうか、
ここにに執念を燃やし、様々な演奏方法を試し続けていたといってもいいでしょう。
勿論、初心者の皆さんはバロック音楽を演奏するわけではないため、
ヴァイオリンを挟んだ状態で肩、腰に負担をかけないフォームを開発します。
バロック式ヴァイオリン演奏の特徴2~ヴァイオリン弦は美しい音のためにある
なぜ、バロック・バイオリニストはフォームづくりを丹念にするのでしょうか?
なぜ、弦の持ち方さえも研究するのでしょうか。
それは『美しい音』にこだわるからです。
そもそもなぜ人は音楽はなぜ聴くのでしょうか。
美しい音を聞き、心地よくなりたいから聴くわけです。
であれば、少なくとも演奏者にとっても心地よい音でなければ
心地よさは伝わらないのではないでしょうか。
定型化された演奏方式で心地よさが伝わる美しい音を
どこまで表現できるのでしょうか。
そして、長い弦を巧みに使いこなし、
美しくい音を出すために演奏に合わせて
上手く弦を弾くために何度も一番身体が楽な姿勢を
弦の弾き方を調整します。
美しい音を出す、バロック・バイオリニストのこだわりは、
音楽を愛する人たちが本来の姿で楽しめる演奏へのこだわりなのです。
バロック式ヴァイオリン演奏の特徴3~練習は身体と息で豊かな表現をするためにある
美しい音を作り出すために、フォームをつくるのはなぜでしょうか。
それは美しい旋律を醸し出すために、弦の持ち方さえ変えます。
ある程度のメソッド化はありますが、
あくまで演奏する人、その身体に合わせて作り出していたのです。
このあたりはアイリッシュフィドルは忠実に守っているのではないでしょうか。
ヴァイオリンとアイリッシュフィドルは使うヴァイオリンは同じですが、
ヴァイオリンのようなフォームや弦の持ち方といった定型がありません。
ちょっと考えてみてください。
人それぞれ体系も違います。
考え方も違います。
それに応じ、感情の動きも異なります。
ということは、情動も異なるということです。
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