【キャリア】企業説明会での質問良例~キラー・クエスチョン８パターン

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読者の皆様はいろんな企業説明会に参加して、質問力で顔を覚えてもらい、他の参加者と差別化を計りたい、そう思わずにはいられないのではないでしょうか。とっておきの質問の仕方、誘導展開型の質問といわゆる「キラー・クエスチョン」をどうやって見出すか、その方法を紹介します。

[経営戦略を明らかにする質問]

企業の基礎体力測定をする質問になります。３，４の質問については聴いてもよい気楽な雰囲気である場合に質問するようにしてください。
１．御社のプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント分析の結果を差し支えない範囲で教えてください。
２．花形事業については企業説明会資料にも記載されておりました。私が興味があるのは「金なる木」といわれている領域について、どのように展開されるおつもりでしょうか。
３．それに関連して「問題児」は何でしょうか。その扱いについてはどのようになされる予定でしょうか。
４．非常に心苦しいのですが、「負け犬」の分野についてはどのような計画でしょうか。答えられる範囲でかまいませんのでお教えください。
という４つの質問です。これらはその企業の商品の状況と今後の経営戦略を明らかにするものになります。したがって経営力を明確にすることなため、気をつけていただきたいのは、あまりにも業績が悪すぎて撤退を考えている、あるいはM&Aをすることを考えている場合は答えてもらえない場合もあります。逆に、再生方法として人を雇うだけではなく、その企業がもっているノウハウの一部を優良な事業として再編成する、という選択肢もあります。説明会で逆質問された場合にも使えるので覚えておいてください。

[企業の内部・外部環境を明らかにする質問]

誘導展開型の質問をご紹介します。
５．御社のSWOT分析で言うところの「強み」は何でしょうか。
６．御社のSWOT分析で言うところの「脅威」はどちらの会社さんあるいは新技術になるのでしょうか。
これらは会社の内部環境と外部環境を明らかにしていく質問になります。どのような連携をとっているのかをどれくらい企業説明会に来ている社員が説明できるかでその企業の「教育力」も明らかにすることが出来ます。

[キラー・クエスチョン]

皆さんが差別化を図ることが出来る質問力は決してたやすくつくものではないです。しかしながら、テクニックとして身に着けておくと、何も質問する内容がない場合は相手が語ってくれるものになるため、非常に重宝するものを２つ紹介します。

７．今まで順調に経営をされてきたわけではないかと思います。どのような経営危機を経験されましたか？どうやって乗り越えてきましたか？

最後の質問ですが、その企業がもっとも得意としている分野の確立にいたるまでの道のりについて企業説明会の担当者の社員の方にストーリーを「語ってもらう」というものになります。しっかりと企業説明会資料を読みこむだけではなく、Webや競合企業の情報も収集して望むことをお勧めします。サンプル質問を紹介します。

８．企業説明会資料にもあるようにマーケットシェアをNO1は非常にすばらしいといえます。そのシェア獲得にいたるにはマーケティング・リサーチや営業力もさることながら、その商品政策にかかわる社員さんたちや協力会社さんの努力も相当あったように思います。どのようにゴールを共有し、目標達成をなされているのでしょうか。