【「大炎上」をサイエンスする】ヒトとビジネスが臨界する共通点~NO.2
データを扱う人は分野を超えた活躍をする
ヒーロ先生「コペルニクスに話を戻すと、彼は「価値の低いお金は価値の高いお金を駆逐する」という法則を世界で一番初めに見つけた人なんだ。」
「今も昔も変わりないんだけど、お金がないからお金をいっぱいつくっちゃえばいい、ってつくっちゃったんだよね。それって、もともとお金がないわけだからそのお金と交換できる「金」量がだんだん少なくなっているってことなんだよ。ということはお金としての価値が低くなる。価値が低いお金がたくさん世の中に出回ると、量として価値の高いお金が価値がなくなってしまう。これが価値が高いお金が負けてしまうという現象。デフレーションというものだよ。」
(マイtweet)「お・・・新ネタだよ・・・」
ヒーロ先生「かっこよくいうと、「悪貨は良貨を駆逐する」といわれている。
コペルニクスは地動説を発表する前の1517年『貨幣鋳造の方法』論文で貨幣の質を安定させ経済を活性化させるために国王が貨幣鋳造を監督し品質を保障することを提案しているんだよ。」
(マイtweet)「「悪貨は良貨を駆逐する」」
ヒーロ先生「ちょっと質問を変えるね。
コペルニクスが全く違う分野でとても重要な発見をしているよね。
これは世界を揺るがす2つの大発見を1司祭のコペルニクスはナゼできたと思う?」
(マイtweet)「???またしても新ネタ・・・、もしかして、何か「いいこと」でもあった?」
ヒーロ先生「国家の安定を守る司祭としての誇りもあっただろうね。
僕も教員としての誇りはあるからね。
その誇りって誰かのためになる、ってこともある。
誰かのためになるって、すごくうれしいことだよね。
だけど、それだけじゃ、続かない。
今と違ってコンピュータがない時代だからね。
星の観測データを計算するのも管理もすべて紙と鉛筆でやってた。
ものすごく大変。この大変な作業をどうすれば続けることができると思う?」
教室からため息がもれた。
ヒーロ先生は満足げにほほ笑む。
(マイtweet)「( ̄▽ ̄) ウレシソ~」
ヒーロ先生「みんな、何があったからコペルニクスは大発見をする努力を続けられたと思う?」
(マイtweet)「わたしがtweetやめれない理由と同じかな・・・」
(大炎上tweet)「オモロい」「楽しくなきゃ!」「かっこいい」「あこがれ~」「ネタ・・・」
ヒーロ先生「やっぱり、コペルニクス、彼自身がとても楽しかったからなんだよね。
同時に「データ」というものを扱ったからこそ、
異なる分野で研究成果をだせた、ともいえる。」
(マイtweet)「データ万歳!」
生徒たちの顔が輝き始めたところでさらにヒーロ先生は追いうちをかけ始めた。
「ヒーロポイント」とは
学生たちの間で勝手に作られているポイント制度。
このポイント獲得が1か月間で一番高い生徒が生徒会へあらゆる要望を出し、
生徒会は先生たちに掛け合うのだ。
今までの要望では1週間に一度、私服で登校する日を作るというもの。今月はいったい何が飛び出す、いえ、提案されるのだろうか。
主体性教育が重要になってしまったため、この制度を導入したものの、先生たちは日々、戦々恐々、らしい。
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