Realistic Fantasie

質的メディア分析~PPAPが流行ったのはなぜかNo.1

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Youtuberやインスタグラマーといわれているひとたち。

「タレント」ではなく、身近な存在という演出です。

では、どういう人たちがうけているのでしょうか?
人々が自分にとって必要だと思われる情報を提供する人たちであり、
彼らは自分のもっている情報そのものを写真と動画として配信しているわけです。

では、彼らは本当になにも考えていなのでしょうか?

これが相当巧妙に仕掛けていると考えたほうがいいです。

例えばピコ太郎のPPAP。

これは英語圏に長年住んでいたピコ太郎だからこそできた作品。

というよりも、データサイエンスとして集積された研究を見事に反映させた作品と言ってもいい。

アメリカで流行するリズムの傾向を見事に反映しています。
単調、同じテンポでそのなかで音階が時折高くなる。

その繰り返し、時折、音調が変わるが、その音調の変りも周期が異なるたびに若干変化を加えている。
レディ・ガガがよく使っているものに非常に近い。

フォニックスという英語圏の子供たちが英語を覚えるときに歌を歌って覚える。
同じ言葉と似た発音の言葉を歌にして何度も繰り返しトレーニングをして発音とスペルの読み方の規則を習得する。
英語圏では子供のころに誰もがなれしたしんだもの。
これで親しみが一気にわくため、海外各国でうけるのは当然。

しかも、PとLの発音が苦手なのは日本人だけではなくアジア人やアフリカ人も苦手です。

過去、海外のCMで日本人の黒いビジネススーツを着た無表情なおじさんたちが
ペプシを飲んだとたん、Rの巻き舌発音ができて、周りの外国人たちは全員爆笑していたんですね・・・

I have a penも海外では日本人のプアな英語カリキュラムは有名ということを揶揄られています。

徹底的に既存の共有財産という音楽を用い、共通した日本人への英語の認識をを盛り込み、

世界的なマジョリティに受けるための戦略的な音楽といえる。

 

 

そしてPPAPは音楽というものの流通にあらたな経路を見出したものでもある。

それは、ある日本のメディア運営する会社のインフルエンサーがPPAP動画の物まねを投稿し、

その動画の投稿がファンによってシェアされてGoogle検索の上位に浮上させた。

そして、アメリカの世界的に認知度の高いミュージシャンがブログに推薦を投稿したことから世界中に拡散した。

 

もとをただせば、音楽の発達はバロック時代、和音を使うことによって人の情動を操作していた教会という存在なくして発達しなかった。

 

 

データサイエンティストたちによる、非科学への挑戦ともいえる。

 


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