Realistic Fantasie

古くて危険な「アソビ」~依存症と隣り合わせ

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「若いころはよーアソんだ」という話を男の勲章として扱われています。実は、これがセックス依存症という依存症というアルコールやドラッグなどと同じく精神的な病に分類されます。この現実を知らない日本人(男性)が多いのが今の日本の現実ではないでしょうか。文化としたり、あるいは表現の自由とし、マス・メディアが過激な性描写を扱い、一種の「価値」として位置づけていることも影響しています。では、「風俗での遊び」によって風俗で性欲を発散させるということが人生にどんな影響があるか考えてみましょう。

なぜ、風俗通いをしてまで性交渉をしたいのでしょうか。

あるアンケート調査では、「(性交渉を)したいから」、「愛がほしいから(性交渉をする)」、という回答が多く見受けられます。しかしながら、「(性交渉を)したい」という欲求は本質的には性交渉による肉体的高揚感とそれに伴う一時的な精神的充足感があることから、その精神的充足感を「愛」と同一視した幻想ということができます。本当にこころからの充足が得られるのでしょうか?このように得られる充足感は一時的なものであるため、その満足感が消失されるとその充足感をえるために風俗に通うという行動を繰り返します。
実態として、企業の接待では風俗を利用し、「道徳に反することを行った行為」についてともに同じ行動をしたことによる一種の擬似的な仲間意識的が生じ、その弱みと擬似仲間意識から仕事を取るケースもが多々みうけられます。これは男性のメンタル面の弱さを女性を介しているというだけだり、実際にはより権力の強い男性によってコントロールされているといえます。これは過去多くの国が「従軍慰安婦」という制度を用い、兵士精神的不安定さを女性へ向けさせ、その状況に対する不満を軍部に直接的に向かせないようにするために洗脳・精神コントロールをしていました。今の日本の性文化はほぼ過去の男性による男性コントロールのしくみを継承しているといってもよい状況ではないでしょうか。
男性の皆様へ、性交渉に愛は必要ありません。性行為と愛は別物です。それは本当に精神的愛がともなった行為にこそ、心から充足感が伴います。

安易な「遊び」がもたらす大きな代償
ほとんどの性感染症は安易な性交渉や男性の風俗通いからもたらされます。コンドームを用いない性交渉をしなかったとしても、ディープキスでクラミジア、淋病、B型肝炎(咽頭)、ヘルペス、梅毒が感染します。口の中になんらかの出血があり、お互いに血液が混じる可能性があれば、HIVに感染しやすくなります。激しいペッティングではケジラミ、クラミジア、淋病、ヘルペスが感染します。オーラルセックスではディープキスやペッティングでの性感染症に加えて、尖型コンジローマという感染症をもたらします。
これらの性感染症は自分自身の健康を阻害するため、不妊症を招きます。また、HIV、ヘルペス、クラミジアは母子感染をするため、子供にまで影響を及ぼす危険な性感染症といえます。

なぜ、「風俗・出会い系」を利用するのか
性欲があることは健康といわれています。なぜ、性欲があることが健康といえるのか、ということの是非と問う必要があります。人間の生理的欲求には食欲、睡眠欲、性欲の3種類あるとされてます。しかしながら行き過ぎた食欲が招く肥満やまったく食べなくなる拒食症は精神的病気とされています。また、不規則な生活を続けた結果、睡眠時間のコントロールができなくなる睡眠困難という精神的な疾患もあります。アルコール、ドラッグ、ギャンブルも依存症であり、精神病という領域で捉えられています。しかしながら、性欲は健康という位置づけであり、いきすぎた性欲はセックス依存症という病気であるという認識がいまだ日本国内にはないのが現状ではないでしょうか。
なぜ、性交渉した数を自慢として男性同士が互いに競うのか。そして、なぜ、美人を彼女にしたいのか。それは彼らの仲間内というのは友達ではなく、仲間なのです。仲間というのは仲がよいわけではなく、自分たちの立ち居地や力関係などの権力構造をとった社会的グループとして捉える必要があります。彼らは彼らの属するコミュニティという「なかま」のなかで他の構成員よりも優位に立ちたい、とうことです。
なぜ、仲間うちで優位に立ちたいのか。ひとつは属するコミュニティでの認知度や発言権があることによって自分の自己実現がしやすくなるということもあります。何よりも、「なかま」の価値観やその環境の中での一般的な価値観としてTOPとなることが最も価値があるとされているということです。男性はコミュニティの中でTOPになるために育てられいるのです。そもそもなぜ、TOPにならなければならないのでしょうか。

本来はコミュニケーションによる問題解決をはかることがもともとTOPの仕事でした。しかしながら、王=神という位置づけをもたせ、国民をひとつの家族として、統制をとることで、すべてを自分の思うとおり、というよりも自分たちの一族が繁栄するために連綿と語り継がれてきているといってもよいでしょう。
過去、多数の王朝が消え去りました。王家が断絶する理由としては近親間婚姻だけではなく感染症があります。そのなかに性感染症によるものもふくまれているといえます。
逆に、王家を継続化させるために利用されたものもあります。一例としてイギリス王家は、年に数回、神の人触れという名目地域を回ります。そこで子供ののどに手をふれると、咽頭結核が治るということで神聖な存在として認知されていました。性感染症と複合感染で多い結核ですが、子供の咽頭結核は何もしなくても症状は治まるのですが、結核菌自体は体内からなくなることはありません。TOPを維持するための戦略とはこのようなからくりがあったということです。
男性たちは育てられていくうちに、TOPに立つということが価値があることとされていきます。価値があることをコミュニティで出来ない場合、どこかでその価値を体現する必要があります。それが、家庭というものになります。権力者が権力者の地位を維持することができるしくみが見事につくりあげられているといえます。このような結果をもって判断すると、女性を性欲の発火装置にさせ、性欲を無理やり起こさせ、その性欲を発散させていることは生きているということでしょうか。性風俗産業が儲かって誰が得をするのか、考えましょう。売り上げは納税されているということになります。少なくとも人間として活かされているということにはならないでしょう。

性風俗もしくは出会い系での性感染症
風俗では、顧客である男性が女性に性交渉を要求することも多々あります。暗黙の了解として男性側の要求意応じなければならない弱い立場の女性たち。彼女たちはどうしても性交渉が多くなり、たとえ、全身を消毒をしても、指の指紋が消えるくらい消毒をしたとしても、すべての性感染症に有効に働くわけでもないため、複合的な性感染症を負うこととなります。コンドームなしとコンドームありであれば、コンドームありのほうが妊娠については安全です。が、性感染症についてはコンドームの有無だけではなく、オーラルセックスでも性感染症は感染します。したがって性風俗に従事する女性たちは複数の性感染症を患っていることは十分ありえることなのです。性感染症の中にはピンポン感染といわれている、性的関係にあるカップルで治療する必要がある性感染症があります。性風俗で感染した多重性感染症の治療は今の医療技術をもってしても困難です。
たとえば、HIVなどの場合、明らかに生活習慣の変更が必要となります。そして、結核とHIVの複合感染はどちらも抗体ができやすく、決定的な治療薬がまだ開発されていないため、服用期間が長いため、患者への身体的だけではなく、精神的耐性が必要となります。そのため、HIV/AIDS感染率が高い途上国では患者へのケアは医師だけではなく、患者の周辺で支えることが出来る家族や近所をはじめ、行政府よりも柔軟な活動が可能なNPO・NGOといった組織が家族を支えるシステム(仕組み)があります。もちろん、患者の個人の意志も継続的な治療には欠かせませんが、本人をとりまく周辺のシステムがあることによって継続的治療を行うことを実現しています。また、性風俗に従事している女性たちが職業トレーニングを受け、職業を得るという機会を与えられるシステムも存在しており、職業を得た女性たちが多く存在しています。
日本は確かに先進国ですが、このように女性たちの自立を支える具体的な「システム」は存在していない状況です。

遊びが仲間内でNo.1ということは、性感染症を患っているということを吹聴することになります。
大事な人ができ、結婚をします。その相手に男性は性感染症をうつすことになります。それだけではありません。これから生まれてくる生命に先天性疾患を与える深刻な影響があります。

パートナーとなる人、あるいはパートナーにしたい人が現れる前に、今からでも決して遅くはありません。自覚症状がある人は一度、検査をしてみることをお勧めします。

人生を遊びで消費するのではなく、意義あるものにするために、身に覚えのある男性は一刻も早く性感染症の検査をし、一日も早い完治をされ、健康な生活を送られることをすすめます。


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