Realistic Fantasie

どれくらいのHIVを持つと感染するのか

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輸血の場合は、大量の血液が血管に直接入ってくるので感染の可能性は非常に高いです。

血清にHIVが混入していたためにHIV感染をした血友病患者の方々だけではありません。

2013年にも輸血で同様の事故がおこっています。

医療従事者の方々も認識が非常に低いのが日本の現象です。
針刺し事故や体液が目や口などの粘膜、傷に触れた場合は感染の可能性がありますが、

この場合は接触する体液は少量のことが多いので感染リスクはそれほど高くはありません。

 

感染経路ごとのHIVに感染する推定確率(コンドームを使用しなかった場合)

感染経路(感染リスク) 1回あたりの暴露で感染する可能性(%)
血液製剤:90~100%
静脈注射ドラッグ使用時の針の共有 0.67%
アナルセックス(受け入れ側) 0.5%
針刺し事故 0.3%
膣を使ったセックス(女性側) 0.1%
アナルセックス(挿入側) 0.067%
膣を使ったセックス(男性側) 0.05%
フェラチオ(受け入れ側) 0.01% ※
フェラチオ(挿入側) 0.005% ※
※男性におけるオーラルセックスのケース

<職業的経路における感染率>
針刺し事故 0.3%
粘膜への暴露 0.09%

 

これより1個のHIVが身体に入っても感染することはないのです。なので蚊に刺された程度ではHIV感染することはないのです。

HIVは感染力は弱いですが、現在の医療技術ではエイズが一度発症すると完治することはありません。抗HIV薬を生涯服用しAIDSへの進行を抑制することはできても、既存の抗HIV薬が効かないウイルスが報告されています。ここにHIV/AIDSワクチンの開発がいまだにできていない原因があります。ウイルスの変態が早すぎて追いつかないのです。

1個のHIVでは感染しない理由として身体の自然免疫のシステムが機能していることも考えられます。人間の身体には自然免疫があり抗体と異なる、いかなるウイルスも排除するからだの自然治癒力といわれるものです。この力によってHIVも攻撃されます。どんな危険なウイルスであってもそれが少数なら、感染することなく身体は完全にウイルスを排除できるのです。

しかし、大量の侵入者がいた場合どうなるでしょうか。インフルエンザでも大量になると発症します。同様にHIVが輸血などで大量に入ってくるような状況はこれと同じです。
このように、1つのHIVで感染することはなく、少量のHIVでも非常に感染する確率は宝くじを当てるよりも難しいということです。


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