人材育成~部下を成長させたいなら怒るのはやめること
部下の言っている意味がよくわからないため、
ついつい、怒ってしまうことがありませんか?
部下がどんな次元で話をしているのかを理解するためには
まず部下の話をまずはしっかりと聞く必要があります。
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話を聞くスキル
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どんな話をしているのかしっかり聞き、
以下のレベルのうち何に該当するか明確にしましょう。
1.環境レベル:いつ、どこで
2.行動レベル:なにを
3.能力レベル:どのように
4.信念・価値観レベル:なぜ
5.アイデンティティ:誰が
6.超アイデンティティ:どんな人たちとあるいはさまざまな協働
このうち、今、部下はどのレベルのことを話していますか?
たとえば、
わたしはここでこの仕事を実行することができません。
部下が上司であるあなたに話したとします。
強調する言葉を「」でくくり、どのレベルかを検証していきましょう。
「わたし」はここでこの仕事を実行することができません。
→(アイデンティティレベル)私という人格=アイデンティティとしてここでこの仕事を実行することができない、ということです。
わたしはここでこの仕事を実行することが「できません」。
→(信念・価値観レベル)私は自分の信念に従って、ここでこの仕事をすることが出来ません、ということです。
わたしはここでこの仕事を「実行する」ことができません。
→(能力レベル)私はここでこの仕事をする能力がないためできません、ということです。
わたしはここで「この仕事」を実行することができません。
→(行動レベル)わたしはこの仕事をするための行動をとることができません、ということです。
わたしは「ここ」でこの仕事を実行することができません。
→(環境レベル)わたしはこの環境でこの仕事をすることができません、ということです。
それではレベルにあった質問をして、
部下が自分なりの方法で解決するために気づく力をつけていきましょう。
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行動とアイデンティティの混乱
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たとえば、あなたの子供が何か間違ったことをしたとき、
お前は悪い子だ
としかったとします。
これは子供のアイデンティティを指した言葉ですから、
悪い行動をしたこどもは、自分がした悪い行動が自分だと思い込むことになり、
その基準で判断します。
悪いのは行動であり、そのこどものアイデンティティではないのです。
人と行いを分離することで、適切な改善をするように
適切な言葉がけをするようにしましょう。
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人は行いにあらず
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それぞれのレベルにあった質問をし、適切な支援が出来る状況を作り出します。
1.環境:あなたは、仕事について背景や今の状況に関する情報が必要ですか?
2.行動:あなたはこの仕事に関して十分な情報を持ち合わせていますか?
何をするのか明確にわかっていますか?
3.能力:あなたは何をすべきかわかっているのですが、それを遂行するスキルについて
何らかの懸念があるのですか?
4.信念と価値観:あなたはその仕事をする能力が十分にあるのですが、なんらかの理由で
やる必要がない、もしくは何か別により重要なことがあると考えてるのでしょうか?
5.アイデンティティ:あなたはその仕事をやる価値があると感じているのですが、それは
自分にはふさわしいと感じられない、ということでしょうか。
どのレベルで行き詰っているのかを適切に判断することで、
どんな種類のサポートが必要なのかを把握することが出来ます。
人と行いを分離することで、適切な改善を自ら行うことの出来る人材を育てましょう。
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まとめ
話を聞くスキル
どのレベルで行き詰っているのかを適切に判断する。
どんな種類のサポートが必要なのかを把握することが出来る。
人と行いを分離することで、適切な改善をするように
適切な言葉がけをする。
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