口下手なあなただからできる「聴く」会話力
会話力とはどんな人とでも会話を続けることができる能力を意味します。
会話を続けるためには、大きく分けてふたつの方法があります。
ひとつは、
ある話題に対して深く掘り下げることできるか。
もうひとつは、
ある話題からどれだけ多くの別解、
あるいは分野が異なる同一のもの、
反対の視点や反対の事例など
どれだけ多く派生させていくことができるかどうか。
ということは、
会話力とは話題の伝達を目的ではなく、
話すという行為で共通の考えを共有し、
共通の時間を分かちあえるようになるための能力といえるのです。
では、前者(探求型)と後者(発散型)はどちらが会話力として高度でしょうか。
会話を自分が優先して展開できない場合は前者、
話題を深堀りする方法をお勧めします。
後者は、実は話題を深堀するよりももっと多くの発見があるとても楽しめる会話の方法なのです。
それは会話の相手に語らせる、ということができるからです。
では、どうすれば会話をしているとき、相手が気持ちよく語ることが出来るのでしょうか。
【相手に気持ちよく語らせる秘訣】
その1、聞き返す
その2、5W3H
その3、「はい」を3回言わせる
その4、自分から見える相手の様子を率直に伝える
その5、共感
その6、人格を評価しない
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その1、聞き返す
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たとえば、
最近、なんだか調子が悪い
と相手が話すとします。
その場合、単に そうなの、と同調した相槌の場合、会話はそこで終わります。
上方漫才の場合、ボケとしてあえて会話を終わらせるような相槌を打ちます。
つかさず、相手から「そこ突っ込みどころやろ」というお決まりのやりとりがあります。
漫才ではないため、少し語尾を上げてみましょう。
ふ~ん、調子悪いの?
と聞き返してみてください。
「うん」あるいは「はい」という返事をもらうことができるでしょう。
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その2、5W3H
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1度、相手から「うん」あるいは「はい」という返事をもらうことができたら、
調子が悪い、ということについて少しずつ深堀してみましょう。
ここで登場するのが、5W3Hです。
5W3Hとは、
誰が(who)、
いつ(when)、
どこで(where)
何を(what)、
なぜ(why)
どのように(how)
どれくらいの金額(how much)
どれくらいの頻度( how offen)
をあらわしています。
この中で、聞きやすいものを最低3つ聞いていきます。
たとえば、
それはいつからですか?
どんなときにおこりますか?
どれくらいの間隔でおこりますか?
などを聞いてみてください。
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その3、「はい」を3回言わせる
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具体的に会話を進めていきましょう。
相手:調子が最近悪いんです。
と話し始めたとします。
あなた:それはいつからですか?
と、5W3HのWhen(いつ)を聞きます。
相手:ここ3ヶ月くらいです。
あなた:ここ3ヶ月くらい調子が悪いんですか?
と、聞き返します。
相手:はい。
というように「はい」という答えを相手に3回は言ってもらうよう、
質問をしてみましょう。
あなた:どんなときに調子が悪くなるのですか?
(How)
相手:よくわからない。
あなた:よくわからないのですか?
相手:はい
あなた:どれくらいの間隔でおこりますか?
(How offen)
相手:週に2,3回。
あなた:週に2,3回調子が悪くなるのですね?
相手:はい
というように「はい」を3回は相手に言ってもらいましょう。
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その4、自分から見える相手の様子を率直に伝える
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あなたは相手が週に2,3回調子が悪いということを聞きます。
相手の表情もとても辛そうに見える場合、
なんだかとってもつらそうに見えますよ。
大丈夫ですか?
と、素直に自分の気持ちを伝えましょう。
逆に元気そうに見えるのであれば、
(あなたと話をしていると)調子悪そうには見えないけれども。
というのもよいでしょう。
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その5、共感
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5W3Hの質問のうち、適当なものをして見ましょう。
そして、相手が語る内容の中に、
自分自身が今まで体験をした、
あるいは共感できるような内容であれば
うん、うん、あるね。そーゆーときあるよね。
という返しをしながら、
わたしは○○だったけど、あなたはどんな感じ?
というように、少しずつ、自分と相手の共通点を見つけ出していきましょう。
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その6、人格を評価しない
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そして、絶対に相手を非難しないように。
あなたがよいあるいは悪い、
という人格の肯定や否定をするのは、
話している相手がとてもつらい思いをすることになります。
あなたの行動がよい、悪い、
というように人格と行動(原因と結果)について
話しをするようにしましょう。
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まとめ
会話力とは、話すという行為で共通の話題と時間を
分かちあえる力のこと。
よい会話とは「相手に気持ちよく語らせる」こと。
【相手に気持ちよく語らせる秘訣】
その1、聞き返す
その2、5W3H
その3、「はい」を3回言わせる
その4、自分から見える相手の様子を率直に伝える
その5、共感
その6、人格を評価しない
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